宝石の国の最終巻を買いに外へ出る。
限定版を無事にゲットして、図書館へ。
昨日返却棚に置いてあった本が今日も同じところにあったので手に取る。 サマンタ・シュウェブリン『救出の距離』。海外の小説で、表紙のデザインと文字が海外小説にしては大きくて読みやすそうで気になっていた。
意識のない主人公アマンダとその意識に介入している男の子ダビが、アマンダのなかに入り込んだ『虫』を記憶を辿って探すスパニッシュ・ホラー。 アマンダとダビの会話で話が進んでいくのでとても読みやすく、オチに辿り着くまでどうなるのかハラハラさせてくる感じがスピード感もあって面白かった。が、これを読んだとき、ホラーだと思っていなかったので(ミステリーだと思ってた)終わり方にはかなり肩透かしを食らった。訳者あとがきでホラーであると読んでから、こういう終わり方ってある意味ホラーらしいのかもなぁと思った。(伏線かと思ったところが回収されずに投げっぱなしで終わるところとか※つまり怪異のせい)じわじわ気味悪い系。ホラーっぽく感じなかったのは、文章が軽やかだったからなのかもしれない。あと、この物語の舞台の背景を知っているか否かでも怖いと感じるかそうでないかも関係ありそうだなと思った。ただ文章表現が結構好きな感じで装丁も綺麗だし、買うのもありだな〜と思って裏を見たら3000円でびっくりした。今は無理だなと思いつつ図書館で読めるありがたみを感じた。(私はオチが面白くなくても表現が好きだったり、つまりどういうこと?ってなって読み返したくなると本を買ってしまうところがある。)
本を3冊借りて帰る。
家に帰って宝石の国の最終巻を読む。最終話は前に公式配信で読んでいたので内容は知っているけど、改めて読み直すと本当にすごい壮大な、フォスフォフィライトという個の物語だった。限定版の詩集も良かった。何より完結してくれてありがとうという気持ち。
最近、お酒の代わりで飲んでいるオールフリーにハマっている。