まだねむれない

日々のことと小説

2024.10.10(木)図書館へ

なんとか10時前に起きる。

午前中は資格の勉強。やっとテキストの一週目が終わった。明日は過去問をやる予定。

勉強が終わって突然のメンタルダウン。しばらくベッドで横になっていたが、余計なことばかり考えて思考のぐるぐるが止まらず、気晴らしに散歩に出た。音楽を聴きながら、なんとか思考を逃そうとしていたけど、外を歩いても、ずっと自己否定が止まらず、しんどかった。頭の方の薬は飲んでるので、このメンタルダウンはPMSの方。ぐるぐる考えていたのは主に自分の社会性のなさについて。自分のことを責めても過去は変えられないし、環境が合わなかっただけだと言い聞かせても、自分の方に問題があるんじゃないかと落ち込んで、全ては急に寒くなったせいにしたかった。だけど、外はとても晴れていて、日差しは眩しかった。

 

目的地の図書館について、目に入ったあまから手帖と新潮の最新号を手に取った。大きな窓のある席で無心になって読んだ。あまから手帖は誰がその記事を書いたか名前が書いてある。取材している人によって主観的なエピソードがちょこちょこ混じっているのが、味があって面白い。ただのグルメ雑誌ではなくて、エッセイを読んでいるような気持ちになる。読み終わって、少し気持ちが落ち着いて、続けて新潮の新人賞の作品を読んだ。竹中優子『ダンス』。読んでいる途中でふと、この名前をどこかで見かけた気がしてスマホで検索すると、経歴がでてきた。詩集『冬が終わるとき』の著者でもあることを知り驚いた。見覚えがあったのはこの本を持っていたからだった。受賞作は、とても好きな感じの作品だった。一度交わったことがある人と、離れて、またふとした瞬間に交わり、人生ってこういうことがあるな、と読んでいて思った。

 

ハン・ガンがノーベル文学賞を受賞したことをツイッターで知る。ハン・ガンの作品は、『すべての、白いものたちの』を持っている。白いものをテーマに書かれていた本で、単行本は章ごとに紙の色が若干違う白が印象的なきれいな本だ。久しぶりに本棚からひっぱりだして、今日はこれを夜のお供にしようと決めた。

 

本を読んだあとは大丈夫だったメンタルも今この日記を書いている夜、またダメになった。今日は、眠れるだろうか。明日は元気になりたい。